理学療法士ゆーやの健康@見聞録

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【健康習慣】健康的な生活スタイルは健康寿命にどの様に影響するか?【論文紹介】

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こんにちは。理学療法士ゆーやです。

本日も記事をご覧いただきましてありがとうございます!!

 

新年始まったばかりかと思いきや、もう1月も後半ですね。

びっくりします。

 

本日は、一般の方で健康に過ごしたい方や、セラピストも参考になる様な研究内容を紹介いたします。

 

まず、皆さんはお酒を良く飲み、タバコも吸われますか?

 

何事もですが、やはりほどほどが良いのは言うまでもありませんね、、。

 

今回の論文は今年2020年に入ってから発表されたもので、ハーバード大学のヤンピング・リ らの研究です。

 

 


論文タイトルの紹介: 

Healthy lifestyle and life expectancy free of cancer, cardiovascular disease, and type 2 diabetes: prospective cohort study.

著者:

Yanping Liら

雑誌:

BMJ (2020)

 

内容として20〜30年間の間に行われた医療従事者に対する健康調査を元に約11万人を対象としているものです。

 

この対象者について健康的なライフスタイルである、

 

  1. 喫煙をしていないこと。
  2. BMIが18.5〜24.9であること。
  3. 中等度から激しい運動(3METs以上 ※1)が1日で合計30分以上実施していること。
  4. 中程度のアルコール摂取量(女:5〜15g/日、男:5〜30g)
  5. 代替健康食指数※2 が40%以上であること。

  ※1 3METsは普通の速さで歩く程度の負荷量。   

     ※2 食事の質を評価するもの。

 

の5つのうち、いくつが該当するかアンケート調査しています。

 

そして、糖尿病や心血管疾患、ガンを発病していない健康寿命を結果の項目として挙げています。

 

その結果、50歳の時点からの女性の健康寿命は、

上記の健康的なライフスタイルのうち4〜5つ該当した者は平均34.4年だったのに対して、

健康的なライフスタイルを有していなかった者は平均23.7年というものでした。

 

そして、50歳時点で喫煙している男性(1日15本以上)、もしくは肥満の男女(BMI30以上)の者の平均健康寿命がもっとも短かったという結果が出ています。

 

 

まとめると、喫煙、飲酒、肥満、運動、食事に注意して生活した人が健康的に長生きする可能性があるかもしれないっていうことです。

 

 


 

一般的に言われている健康のための事項の重要性を根拠を持って明らかにした、重要なビッグデータかと思います。

 

健康寿命を長くする事に関しては、自分にとっても家族にとっても幸せかと思います。

そして、糖尿病などの病気にかかった時に国からサポートしてもらえる分が我々の税金等からなりたつ社会保障費ですよね。

健康の人が多ければ、それは国にとっても良いことかと思いますし、万が一病気になった場合でもサポートがしやすくなります。

 

ここで映画「ターミネーター」で良く使われる言葉を書きます。

"The whole thing goes: The future's not set. There's no fate but what we make for ourselves."

すべての物事の未来は、定められてなどいない。運命などなく、我々自身が切り開くんだ

 

この言葉の様に自分の健康や周りの幸せ、国の未来のためにできることをやって未来を切り開きましょう!!!

 

それでは、I'll be back!!!

 

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出典:プリ画像 by GMO

 参考文献:

Yanping Li, et al.

Healthy lifestyle and life expectancy free of cancer, cardiovascular disease, and type 2 diabetes: prospective cohort study. BMJ. 2020:1-20